6月末吉日 17:00〜
Junior openも無事終了し、お世話になったCrerの森家の皆様と磐田のアイドルシッペイ君に別れをつげて、宮崎まで1300kmの旅路についた僕たちでした...osewani nari mashita @toyohama photo : ogakiyo |
帰路につく少し前...
僕は一人雨でぬかるんだ道を小走りしながら歩いていると、ビーチサンダルと濡れた粘土層の地面がコラボレーションし、大人になって3本の指に入るかと思われる、豪快な転倒をしました...
しっぺいした!
と思ったか?思わないかは定かではありませんが、僕の何事も無かったかの様に立ち上がるスピードが尋常では無い速さだった事だけは記憶しています。
けっこうな傷になってしまい恥ずかしいので隠していたのですが、大人になって3本の指に入るかと思われる、豪快な転倒の傷は隠せるはずも無く、森家で手当してもらいました...
ですが、そんなダジャレ混じりのくだらないネタも吹っ飛ぶ様な事件がこの後待ち受けている事は、カリン塔のそのまた上にすんでいる神様しか知る由もありませんでした...
1300kmの帰路のメンバーは僕ら3人+ジャッジ委員長の立山さん。
急遽大阪までですが一緒にRLM号のメンバー...
廣田さんをはじめNSAのジャッジや運営の方々のボランティア精神には本当に頭がさがります。
みなさんが寝る間も惜しみ、自身の仕事に都合をつけ、ジャッジや運営をしてくれているからこそレベルの高いコンテストができ、そこから若い可能性ある選手が排出されているのです。感謝...
足湯 @長島P |
そして大阪まで300kmの旅路は立山さんを交え色々なSURFINGの話で盛り上がりあっと言う間に、立山さんとのお別れのポイント大阪の高速バスの停留所に到着...
そこで立山さんと別れを告げた後にこの事件はおこるのです...
廣田さんと僕と彪成...
当然彪成は戦力外...
連日試合で早起きの僕らはかなりのお疲れモードでした。
ですが何とか旅路を急ごうと広島近辺にあるシャワーの浴びれるパーキングまでは頑張ろうと、僕らは車を走らせていました。
少し眠気が襲ってきた僕は、運転を兵庫あたりのSAで廣田さんに変わっていただきました...
行きの高速でも、ガソリンが無くなりそうな時があったのでメーターをチェックすると、半分の半分くらいの残量...
この旅の”大蔵省”廣田さんに確認する僕...
"ガソリン大丈夫ですかねぇ?”
廣田さん...
"まだ大丈夫じゃないのぉ〜?”
その時はまだ兵庫(都会)なのでなんの心配も無く、車は発進....
長旅を2人での運転なので僕は失礼して助手席で仮眠...
何十分の空白があったのでしょうか?
廣田さんが...
"これガソリン大丈夫かなぁ〜?”
僕は寝ぼけながらメーターをチェック...
すでに針はEの上...
次のSAまでは20km以上...
すでに岡山の山中...
心の中で、結構ヤバいかも?と思いつつも、今更もうどうしようもないので...
"大丈夫じゃないですかぁ〜”...と僕...
軽自動車+四駆...おまけにターボ
という、RLM号のガソリンメーターの減り具合を完全に見誤った僕らを遂に”恐怖のどん底”に突き落とす時がやってきました...
それも全長3kmのトンネル内で最初のアクセルが"スカッ"...
いつもより若干声を高めに廣田さん...
"いまノッキングしたよ!”
”さすがにトンネル内はヤバい”と心の中で僕...
"ノッキングしたよ!”声を高めに廣田さん
”さすがにトンネル内はヤバい”心の中で僕...
"ノッキングしたよ!”声を高めに廣田さん
”さすがにトンネル内はヤバい”心の中で僕...
"ノッキングしたよ!”声を高めに廣田さん
”さすがにトンネル内はヤバい”心の中で僕...
を何回か繰り返しながらも、ヒヤヒヤのギリギリでトンネルを脱出ぅ〜!
脱出してすぐの路肩によせ僕らは23時...山陰道岡山の山中でエンストしました。
起きてしまった事は仕方ない、と得意の開き直り&エンスト常連の僕はへらへらしながらJAFにHELP電話...
ですが行きの1300km移動から、神経を使いながら2日間大会をフルコンプリートした廣田さんは、皆さんの知るいつものニコニコした廣田さんでは、もうありませんでした...
声が2トーンぐらい低くなってしまった廣田さん...
こんな廣田さんの低い声を聞くのは、まだ廣田さんのお店が”SWELL都城”という名称だった頃、暴飲から制御不能になってカラオケで暴れ回っている僕と馨ちんにあきれている時以来でしょうか?
その後正義の味方JAFさんが来るまで廣田さんは、2トーンダウンはおろか、ほぼ”無口”になってしまいました...
沈黙の時間が約1時間...
そしてJAFさんに助けられた僕らに、次のパーキングでまた事件はおこります...
パーキングでJAFの書類にサインをしていると、ほっとしたのか声も元どうりになった廣田さん...
ご機嫌も戻り廣田さんが...
”さっきのエンストの時のムービーとったんだぁ〜♪みるぅ?”(声はいつも通りの高さ)
と僕に先週壊れてしまい修理交換したばかりのiPhoneをみせてくれようとした瞬間....
廣田さんの手から”ヌポッ”っとiPhoneが飛び立ち暗闇のパーキングの空中をさまよい、アスファルトにコロンとも言わずにビタッ!と着地しました...
拾い上げた廣田さんの手には無惨な姿になったiPhoneが...
不幸x不幸=笑...しかないので、僕は思わず笑ってしまいながら...
”うわぁ〜ついてませんねぇ〜ww"
ですが廣田さん...
全然笑っていません...
さっきの声が2トーンさがったなんて状態はまだ可愛いもの...
頭から湯気が出て、耳はさらに尖りその廣田さんの”わなわな”とどこにもぶつけられない怒りをこらえる様は、まさにピッコロ大魔王降臨!と言った感じでした。
このあまりにもついていない状況に慰めの言葉も無く、僕は明後日の方向をみながら、笑いをこらえるのに必死でしたとさ...
そんなピッコロ大魔王降臨!事件でした。
その後も、道中いろいろありましたが、朝には廣田さんのご機嫌もなおり、翌日15時くらいに都城に到着し廣田さんとお別れ...(だいぶはしょりました)
90%爆睡、10%つぼにはまったスタンドのおじさんの顔の話で笑い転げていただけの彪成を宮崎市内の家までおくり、僕は17時ごろに無事に高鍋に到着しこの旅をコンプリートしました...
そんな静岡〜宮崎24時間の旅でした。
その一週間後...
そんな廣田さんと今日ランチをしました...
廣田さん”は”元気になっていました。
TEAM RLM FAMILYの珍道中でした...
それではまた...
7月2日追記...
このBlogを書いた翌朝...
パンツ一丁で寝ていた僕は、寝起きにiPhoneを持ちなにげにパンツに挟んだらゴムがゆるゆるでそのまま落下...
神様の罰があたりましたとさ...
おしまい...